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「Microsoft Teams」のミーティングにアバターが導入へ ~パブリックプレビューを開始

思い通りにカスタマイズ可能、絵文字リアクションに合わせた動きも

Microsoft、「Avatars for Microsoft Teams」のパブリックプレビューを発表

 米Microsoftは3月27日(現地時間)、「Avatars for Microsoft Teams」のパブリックプレビューを発表した。昨年10月からプライベートプレビューが行われていたが、誰でもテストに参加できるようになった。

 ミーティングにおいて相手の顔が見えるということには、お互いの意思疎通や信頼関係の構築という面で少なからず意味がある。しかし、同社によると実際にビデオをONにして会議に参加するユーザーはわずか30%に過ぎないという。ハイブリッドワークにおいて自室や自分の顔を常に晒すことにストレスを感じるユーザーは少なくないということだ。部屋に関してはバーチャル背景などの機能を活用することで解決できるが、顔についてはカメラをONにするかOFFにするかの2択しかない。

 こうした問題を解決する手段として期待されているのが、アバター機能だ。アバターとは、作成したキャラクターを自分の分身のようにして表示させておくもの。対面の重要性は認識しつつも、疲れていて顔を見られたくない、急に呼び出されて身だしなみが整っていない、映像がないほうがリラックスして会議に臨めるという人は少なくないだろう。その場合、アバターはよりよい代替案となりうる。

エフェクトの拡張としてアバターがサポートされる

 「Teams」のアバター機能はカスタマイズ性が高く、体や顔だけでなく、髪や服装まで細かく指定できる。プライベートプレビューでのフィードバックを反映させ、パブリックプレビューではアバターのパフォーマンスとライティングが改善され、肌や髪の見た目がより美しくなった。ワードローブ、ヘッドウェア、アクセサリーなど、カスタマイズオプションも拡充されている。

アバターは詳細なカスタマイズが可能。自分の思い通りの分身を作成できる

 また、文字・言葉以外でのコミュニケーションを充実させるため、アニメーション絵文字によるリアクションがサポートされた。「Teams」の絵文字リアクションを利用すると、アバターがそのリアクションを体で表現する。たとえば挙手のリアクションを行うと、アバターも手を挙げる。

たとえば挙手のリアクションを行うと、アバターも手を挙げる