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「Microsoft Teams」におかしなARフィルターが追加 ~「Snapchat Lenses」で会議を盛り上げよう

職場向けの「Teams」で利用可能

「Microsoft Teams」に「Snapchat Lenses」が統合

 米Microsoftは4月10日(現地時間)、「Microsoft Teams」に「Snapchat Lenses」を統合したと発表した。職場向けの「Teams」で利用できる。

 「Snapchat」(スナチャ)は、米国生まれのSNS。「スナップ」を介した交流が楽しめるのが売りだ。

 「スナップ」とは要するに写真や動画のことだが、編集・加工機能が充実しており、とくに「レンズ」と呼ばれるAR(拡張現実)フィルターは人気だ。たとえば写真に写ったユーザーの顔を認識して、メガネをかけさせたり、動物の耳を生やしたり、アニメキャラ風に仕立てたりすることができる。

 そのほかにも、写真・動画・メッセージが閲覧後に自動削除される「チャット」、24時間後に投稿が消える「ストーリー」など、ユーザーが気兼ねなく投稿できるような工夫が随所に凝らされており、他のSNSへの大きな影響を与えている。

 今回発表された「Snapchat Lenses for Microsoft Teams」は、この「Snapchat」のレンズ機能をビデオチャットのエフェクトとして利用できるように統合したものだ。頭にニワトリを載せたり、ナマケモノやぬいぐるみに抱かれたり、メガネやネコ耳をつけたりといった20種類以上もの楽しいレンズがビルトインされており、堅苦しい会議を楽しいものに変えることができる。素顔がみられるのが苦手だったり、早くほかのメンバーと打ち解けたいといった場合にも役立つだろう。

頭にニワトリを載せたり、ナマケモノやぬいぐるみに抱かれたり、メガネやネコ耳をつけたり

 なお、この機能は初期状態で有効(IT管理者側で無効化できる)。ただし、レンズがビデオフィード(カメラ映像)にアクセスすることをユーザー側で明示的に許可する必要がある。