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Microsoft、「Teams」のWiki機能を2024年1月に廃止

代わりに「OneNote」連携をパブリックプレビュー

「Microsoft Community Hub」におけるアナウンス

 米Microsoftは3月28日(現地時間)、「Microsoft Teams」チャンネルのWikiを「OneNote」へエクスポートする機能をパブリックプレビューとしてリリースした。同社は2024年1月に「Teams」のWiki機能を廃止する計画だが、それに伴う措置だ。

 Wiki機能の廃止は、以下のプロセスで段階的に廃止される。

  • 第1ステージ(2023年2月~2023年3月):Wikiの新規作成が停止。既存Wikiの読み書きは可能。「OneNote」へのエクスポートがサポートされるが、実行するとWikiは読み取り専用となる
  • ステージ2(2023年半ば):チャンネルのWikiタブはサポートされなくなる。コンテンツへのアクセスや読み書きは可能
  • ステージ3(2024年1月):WikiタブもWikiアプリも「Teams」からアクセスできなくなる。エクスポートも不能。ただし、「SharePoint」からWikiファイルをダウンロードすることは可能

 つまり、今回のパブリックプレビューは移行プロセスの第1ステージにあたる。「OneNote」へのエクスポートが可能となると、Wikiタブにそれを知らせる通知バーが現れるので、あとは案内に従ってエクスポート作業を進めればよい。

「OneNote」へのエクスポート

 Wikiを「OneNote」へ移行することで、チーム内のすべてのチャンネルノートを1つのノートブックにまとめて管理できる。タイピングやインクによる注釈、ハイライト、ファイル添付など、「OneNote」の豊富な編集機能も利用可能だ。