ニュース

「Microsoft Teams」2023年3月のアップデートまとめが公開

ミーティング内でフィルターやエフェクトをかけられるように

「Microsoft Teams」2023年3月のアップデートまとめが公開

 米Microsoftは3月27日(米国時間)、ビジネスコミュニケーションアプリ「Microsoft Teams」(デスクトップ・Web版)の2023年3月アップデートを発表した。ミーティング内でビデオ背景の設定やハウリング防止機能などが追加された。

Microsoft Teams ミーティングのビデオ フィルター

 カメラの映像に、色相などを変更できるフィルターやエフェクトをかけられるようになった。

映像にフィルターやエフェクトを加えられるように

PowerPoint Liveのビデオクローズドキャプション

 スライド内でビデオを埋め込む際にクローズドキャプション(字幕)追加し、「PowerPoint Live in Microsoft Teams」内で参加者が言語を選択できるようになった。

PowerPoint Liveのビデオクローズドキャプション

ホワイトボードのイノベーション

 60種類以上あるテンプレートを使ってホワイトボードをすばやくセットアップできる機能、ユーザーを識別するための付箋を表示する機能などが追加されている。また、「Loop」コンポーネントをコピーし、チャット内、「Outlook」のメール、Web版の「Word」へ貼り付けられる。

 ミーティング後に、ホワイトボードと共有されたコメントは、Teamsチャットの[ホワイトボード]タブからアクセスできる。

テンプレートを使ってホワイトボードをすばやく呼び出せる

発言後のユーザーの挙手を自動的に下げる

 挙手した後で発言したことを検出すると、手を下げることを提案する通知を表示できるようになった。参加者が通知に対して反応しなかった場合は、自動的に手を下げる。

手を下げることを提案する通知

ミーティング ツールバーの改善

 専用の挙手ボタンを使用してミーティング ツールバーから挙手できるようになった。また。サブメニュー([⋯]ボタン)に [その他] サブメニューを追加し、簡単に表示できるようになっている。

ミーティングツールバーを改善

公衆交換電話網(PSTN)からの参加者がDoD/GCC High環境のブレイクアウトルームに参加可能に

 公衆交換電話網(PSTN)を使って参加しているユーザーが、DoD/GCC High環境(軍事関連の業者と取引を行う政府機関や米国防総省などの機関向けの環境)のブレイクアウトルームに参加できるようになった。

ハウリング検出

 ハウリングを防ぐため複数のユーザーが同じ場所から会議に参加している場合に、別の Teamsデバイスが近くで検出されると現在の会議に音声で既に参加していることを通知するようになった。さらに、あとから参加したユーザーの音声がオンになっていると、マイクとスピーカーを自動でミュート可能。

ハウリング検出

匿名ユーザーまたは認証されていないユーザーのチャット書き込み

 管理者は、匿名ユーザーによるミーティングチャットの書き込みを制限できるようになった。

匿名ユーザーによるミーティングチャットの書き込みを制限

Web版「Teams」の会議でライブトランスクリプトが利用可能に

 ミーティング中に、発言者とタイムスタンプを付加した文字起こしを使用できる。文字起こしされたテキストは、会議のビデオまたはオーディオと一緒にリアルタイムで表示される。

ライブトランスクリプト

1台で、全てのデバイスを退出させる

  1人のユーザーが複数デバイスを使用してミーティングに参加している場合、1つのデバイスで退出すると、全てのデバイスで一括して退出できる機能が追加された。

1台で全てのデバイスを退出できるように

通話:Gigaset の DECT デバイスに対する SIP ゲートウェイのサポート

 特定のデジタル拡張コードレス通信 (DECT) デバイスでSIP ゲートウェイを利用できるようになった。

チャット:プロフィールカードの拡大表示

 チャット、チャネル、通話、または会議から、プロファイルデータを簡単に検索し、連絡先情報、役職、組織図、 LinkedInのプロフィールなどの詳細を見ることができるようになった。また、自分のニックネームを追加できる。

プロフィールカードでさまざまな情報の詳細を確認できる
ニックネームも追加可能