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「Microsoft Teams」2023年2月のアップデートまとめが公開

「Microsoft Teams Premium」の提供を開始

「Microsoft Teams」2023年2月のアップデートまとめが公開

 米Microsoftは、ビジネスコミュニケーションアプリ「Microsoft Teams」(デスクトップ・Web版)の2023年2月アップデートを発表した。「Microsoft Teams Premium」の一般提供が開始されている。

Microsoft Teams Premiumの提供開始

 「Teams Premium」は、パーソナライズ・インテリジェント・セキュリティの3点を強化した「Teams」の新しいプランで、2月から一般提供を開始した。ミーティング内でAIを活用したライブ翻訳字幕やチャプターの自動生成のほか、電子透かしやチャットのコピー・ペーストを防止するセキュリティ機能などを強化している。

ミーティング

  • 開発者が「Teams」の会議に参加した匿名ユーザーのタブエクスペリエンスを確認可能に
  • botがミーティング中の対象ユーザーに通知を送信可能に

仮想予定の基本機能

外部会議用のTeamsカレンダー

 Teamsカレンダーから直接、Virtual Appointmentsの会議テンプレートを使用して外部ユーザーを招いた会議を作成できる。企業ユーザーが顧客との会議を行うためのカスタマイズが可能。

Virtual Appointment Graph APIの使用

 企業ユーザーと顧客との会議向けに、「Teams」の予定の作成・更新・更新・削除などができるリンクを、任意のアプリに埋め込むことができるようになる。

通話

iPhone/iPadでのピクチャー・イン・ピクチャー

 iOS/iPadOSでピクチャー・イン・ピクチャーを利用できるようになった。ミーティングウィンドウのサイズ調整や移動が可能。

共催者がブレイクアウトルームを管理可能に

 共催者がブレイクアウト ルームを作成・管理・移動可能になった。

画面共有でのプレゼンターウィンドウの利便性向上

 プレゼンターウィンドウでコントロールが上部に配置され、画面共有中にアクティブなスピーカーの顔を確認しやすくなったほか、「挙手」通知が表示される。

認証の改善

 サインインの信頼性が改善されたほか、ネットワーク停止の影響が軽減され、電話の正しいオンライン/オフライン状態がTeams管理センターに反映されるようになった。また、認証の失敗に関する詳細なエラーメッセージが表示されるように。

Teams Rooms Pro ManagementポータルでのAndroidデバイスのサポート

 Android デバイスでAndroidとWindows Teams Roomsデバイスの登録、監視、およびレポートを行えるようになった。

チャットとコラボレーション

ユーザーとbot間のチャットに対する操作サポート

 開発者が、ユーザーとbot間のメッセージにアクセスし、編集や削除ができるようになった。

チャットでのファイルサジェスト

 チャットの返信サジェストと同じようにAIがファイルを共有する場面を検出し、最近使用したファイルをサジェストできるようになった。ユーザーはワンクリックでファイルを添付できる。

Viva Insightsで送信時間を提案

 スケジュールされた送信の提案が自動的に表示され、メッセージを送りたい相手の開始時に配信してくれる。

チャットで全員にメンションする

 グループチャットにおいて、全員にメンションしたい際、これまでは個々の名前入力する必要があったが、「@Everyone」で全員にメンションできるように。

アクティビティフィードでの不在着信通知

 [通話]ボタンをクリックするだけで、不在着信に対し、直接折り返し電話できるオプションが追加された。

Teams for Education

 「Parent Connection」を使用し、SMSまたはメールを招待チャネルとして保護者とコミュニケーションできるようになった。