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「OneNote」にもAIを導入へ ~「Copilot」がデジタルノートの創造性を解き放つ

プランの立案からメモの再構成、アイデア出しまでをAIがアシスト

「OneNote」にも「Copilot」を導入へ

 米Microsoftは4月5日(現地時間)、「Microsoft 365 Copilot」を「OneNote」にも導入する計画を明らかにした。「Word」や「Excel」、「PowerPoint」などと同様、「OneNote」でも大規模言語モデル(LLM)と「Microsoft Graph」のパワーを享受できるようになる。

 「OneNote in Copilot」は新しい「Bing」のAIチャットと同様、「GPT-4」がベースとなっており、簡単な指示(プロンプト)を与えるだけでAIが自動でコンテンツを生成してくれる。「Microsoft Graph」のAPI経由で、社内に蓄積されたビジネスデータ(メモ、予定表、電子メール、チャット、ドキュメント、会議など)も活用できるので、生産性の劇的な向上が期待できる。個人であっても、白紙の状態から始めなくて済むのは利点。最初の一文がひねり出せなくて原稿が進まないということはなくなるだろう。

 同社は「Copilot in OneNote」の活用方法として、以下のケースを挙げている。

  • 娘の高校の卒業パーティーのプランを作成する
  • メモを箇条書きにして新しいページにまとめる
  • 投資家向け年次報告会で取り上げるべきトピックとトーキングポイントのリストを作成する
  • 自分とパートナー、そして10代の子供2人のために、春のパリ旅行を計画する
  • コーヒー豆の卸売と焙煎の会社を始めるので、社名とビジョンステートメントを10個提案してもらう

 自然言語による命令でノートブックの再構成したり、書式を調整したり、重要な部分を強調表示したりといった編集も行える。

簡単な指示(プロンプト)を与えるだけでAIが自動でコンテンツを生成