やじうまの杜

「PowerToys」に「ChatGPT」を組み込む計画が進行中 ~コマンドランチャーから手軽に呼び出せる

「Tampermonkey」スクリプトを利用する方式であれば、すでにバイナリも

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「PowerToys」のコマンドランチャー「PowerToys Run」。[Alt]+[Space]キーで気軽に呼び出せる

 「PowerToys」には「PowerToys Run」というコマンドランチャーが搭載されており、[Alt]+[Space]キーで気軽に呼び出して、さまざまなタスクを頼むことができます。たとえばアプリケーションやプロセス、フォルダー、ファイルなどを検索したり、簡単な計算を行ったり、時刻と日付を取得したり、単位を変換したり……機能自体もプラグインで自由に拡張できるようになっています。

 となると、誰でも(?)思いつくのが、今話題になっている「ChatGPT」を組み合わせること。自然言語でさまざまな依頼ができれば、「PowerToys Run」の可能性は一気に広がりそうです。

 「PowerToys Run」に「ChatGPT」を追加しようという機能要求(プルリクエスト)はすでにあり、すでに検討段階に入っているようです。

「ChatGPT」プラグインのプルリクエスト

 「Tampermonkey」スクリプトで「ChatGPT」のWebサイトを操作するという仕組みであれば、すでに有志によるプラグインも公開されているので、公式の実装を待てないという方は試してみてもよいでしょう。

有志によるプラグイン。アクティベーションキーワードは「gpt」、「Tampermonkey」スクリプトを利用する方式

 ちなみに、「PowerToys Run」本体に組み込まれるプラグインはAPIを経由する方式になる見込み。バイナリはまだなく、Web APIを入力する方法や、プラグインを起動するアクティベーションキーワード(電卓の場合は「=」、Web検索の場合は「??」など、プラグインをアクティブにするためにコマンドの先頭に付与するキーワード)も決まっていません。よいアイデアがある人は、ぜひイシューに提案をしていただければと思います。

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