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「Excel」上で「ChatGPT」を簡単に扱えるようにする方法が開発される!

「ChatGPT」のAPIキーをマクロに追記するだけで使える

 一般ニュースでも毎日その名を見かけるようになった「ChatGPT」。これをExcelで簡単に呼び出せるユーザー関数が、ブログ「VBAで実用マクロ」「ChatGPT3.5をExcelワークシート関数として使用する」というエントリーで4月2日に公開されている。

「VBAで実用マクロ」の「ChatGPT3.5をExcelワークシート関数として使用する」

 VBAマクロでは「ChatGPT」のAPIを使っているため、利用するにはOpenAIのアカウントを取得し、事前に「ChatGPT」のAPIキーを取得しておく。なお、このコードではGPTのバージョンとしてデフォルトの「gpt-3.5-turbo」を使っているため、APIの無料枠が残っていれば無料で利用できる。

 そして、エントリーで紹介されているコードのうち、「strAPIKey = ""」の2つある「"」の間にAPIキーを記述し、Excelマクロとして登録する。

ChatGPT APIのAPIを取得

 Excelからの使い方は、セルの関数として「=ChatGPT()」を呼び出すだけだ。たとえば、A1のセルに質問を書いておいて、別のセルに「=ChatGPT(A1)」という式を書くと、数秒で回答がセルに入る。

 なお、ChatGPT APIの呼び出しがエラーになったときには、そのセルによくあるエラーの「#VALUE!」とだけ表示されるので注意したい。

ChatGPT()関数を呼び出すと回答がセルに入る

 また、ChatGPT APIでは、回答するキャラクターなどを設定する機能がある。この機能をChatGPT()でも利用でき、ChatGPT()の第2引数で指定できるようになっている。

 たとえば、同じ質問に対し、キャラクター設定を書いたセルを第2引数に指定すると、それぞれ違う方向性の回答が返ってくる。

同じ質問でキャラクター設定を変えて聞く