やじうまの杜
あの「Winamp」がモバイル&デスクトップ対応のWebプレーヤーに……でもその反響は?
リャマが鳴くあの「Winamp」のスタートアップサウンドを聞きたい人はとりあえずどうぞ
2023年4月18日 06:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
あの「Winamp」がモバイル&デスクトップ対応のWebプレーヤー(player.winamp.com)になりました。今風の洗練されたデザインをもち、好みのミュージシャンをフォローして、ポッドキャストやラジオを楽しめます。
The new Winamp Player is here 🚀 Discover the ultimate music experience:https://t.co/W2jif3rHg4
— Winamp (@winamp)April 13, 2023
➡️ Mobile & desktop responsive web player
➡️ Fresh design & a fluid user experience
➡️ Podcasts & radio stations
➡️ A space to connect with & support your favorite artists: Fanzonepic.twitter.com/AxX6KZoqWp
「player.winamp.com」を利用するには、専用のアカウントが必要。メールアドレスとパスワードを登録してログインすると、楽曲がリストアップされます。
この楽曲は、初期状態でフォロー状態となっている「Mike the Llama」のもの。リャマの鳴き声とともに流れる、あの「Winamp」のスタートアップサウンドと、そのアレンジバージョンがいくつか登録されています。
「player.winamp.com」はこのように、好みのクリエイターをフォローして、その楽曲やポッドキャスト、ラジオを楽しめるようになっています。「Mike the Llama」のフォローはタダですが、他のクリエイターは有料のものも。ユーザーがクリエイターを応援し、サブスクリプションを支払ってそのコンテンツを楽しみ、「Winamp」はそこから収益を得る……というビジネスモデルを構築したいようですね。デスクトップアプリでNFT音楽の再生がサポートされたのも、その一環なのでしょう。
とはいえ、すでにサブスクリプション方式の音楽ストリーミングサイトはいくつもあります。今からその中に割って入るのは、なかなか厳しいのではないでしょうか。実際、「player.winamp.com」に参加しているクリエイターはけっして多くはありません。
また、ユーザーのなかには「期待していたものとは違う」という落胆の声もちらほら。自分が所有する音楽をアップロードして聞けるのかと思っていたのに、そうではないと知ったユーザーからは、デスクトップアプリに力を入れるように望む声が上がっています。
復活した「Winamp」プロジェクトを軌道に乗せるには、まだいくつも越えなければならない壁がありそうです。