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「Winamp」のソースコードが公開 ~かつて一世を風靡した伝説的メディアプレイヤー

独自ライセンスで「GitHub」に

「FreeLLama」

 ベルギーのWinamp SAは9月24日(現地時間)、Windows版「Winamp」のソースコードを予告通り公開した。全世界のアプリ開発者が「Winamp」の改善に参加できるようになる。

 「Winamp」は、かつて一世を風靡したWindows向けのメディアプレイヤーアプリ。ちょうどMP3フォーマットが普及しつつあった1997年、米Nullsoftによってリリースされ、スキンやプラグインによる拡張性の高さが好評を博し、メディアプレイヤーアプリの定番としての地位を確立。多くのアプリに影響を与えた。一時期開発が中断していたが、2022年の「Winamp 5.9」リリースから再び開発が活発化している。モバイル版アプリや楽曲をサブスクリプションで提供できるプラットフォーム「player.winamp.com」も提供中だ。

 Windows版「Winamp」のソースコードは現在、「GitHub」にホストされている。ライセンスは独自の「Winamp Collaborative License(WCL)Version 1.0」。ソフトウェアの使用、変更および学習は自由だが、類似プロジェクトや派生プロジェクトの誕生を懸念してか、変更の配布には一定の制限がある。

 このプロジェクトに興味のある開発者は、「FreeLLama」への登録を済ませておくとよいだろう。追って詳しい情報が提供されるとのこと。