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モバイル版「Winamp」がリリース ~あの伝説的メディアプレイヤーがiOS/Androidに

昨年からベータテストを実施

iOS版「Winamp」

 ベルギーのWinamp SAは7月11日(日本時間)、モバイル版「Winamp」をリリースした。現在、iOS版とAndroid版がそれぞれのアプリストアから無償でダウンロード可能。昨年からベータテストが続けられていたが、ようやく正式公開された。

 「Winamp」は、かつて一世を風靡したWindows向けのメディアプレイヤーアプリ。ちょうどMP3フォーマットが普及しつつあった1997年、米Nullsoftによってリリースされた。プラグインで固有に機能を拡張できた点や、「スキン」でデザインをカスタマイズできた点などが好評を博し、メディアプレイヤーアプリの定番としての地位を確立。多くのアプリに影響を与えた。

 その後開発が中断されていたが、2022年9月に「Winamp 5.9」が正式リリース。再び開発が活発化している。今年9月にはソースコードも公開される予定。音楽クリエイターが楽曲を発表し、サブスクリプション提供できるプラットフォーム「player.winamp.com」も運営中だ。

 モバイル版「Winamp」アプリではローカルライブラリの楽曲を再生したり、同社が運営する「player.winamp.com」のトラック、ポッドキャスト、ラジオ局などを聴取可能。iOS版の対応OSはiOS 14.0以降。Android版はAndroid 8.0以降で利用できる。