Microsoftの生成AI「Bing AI」が「LaTeX」に対応、複雑な数式も正確に表示

「Bing」のAIチャットが「LaTeX」に対応

　米Microsoftは4月21日（現地時間、以下同）、プレビュー版「Bing」で利用できるAIチャット（Bing AI）のアップデートを発表した。7日のアップデート以降も、「LaTeX」マークアップへの対応をはじめとするさまざまな新機能や改善が導入されている。

　「LaTeX」はフリーの組版システムで、とくに複雑な数式を正しく表示できることから、研究者を中心に普及している。「Bing」のAIチャットが「LaTeX」マークアップをサポートしたことは、数学の概念についてAIに質問して理解を深めたり、研究論文を書いたりする際に役立つだろう。

　また、「Bing」のAIチャットが「申し訳ありませんが、この会話を続けることはできません」などと対話を不用意に中断してしまう問題を改善。さらに、「今日のトップニュースは何ですか」といった話題に対し、よりよい回答ができるようにするための措置が講じられているという。