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会議室に置ける要約生成AI! シャープのスマート会議ソリューション「議事録作成支援 Edge-AI」【CEATEC 2024】

独自学習の生成AIをオフラインで、セキュアに使い放題

コンパクトさも魅力の「議事録作成支援 Edge-AI」(NVIDIA AIベースに独自学習)

 シャープ(株)は、デジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2024」(千葉・幕張メッセ)にて、議事録作成端末「議事録作成支援 Edge-AI」をはじめとしたスマート会議ソリューションを参考出品している。

 本製品群は、独自に学習させた要約生成AIが話者の識別や要約生成まで自動で行なうことで議事録作成を支援するAIソリューション。コンパクトな端末を会議室に設置するだけで、会話中にリアルタイムでの文字起こしと要約作成が可能になる。

 話者識別機能により、各発話に発話者名を付与できるほか、音声やテキストをオフラインで処理するため、情報漏えいの懸念なく、セキュアに共同利用できる。ユーザーライセンス数や利用時間に制限は設けられていない。

 システム構成は、議事録UI(議事録操作アプリ)を操作するPC、音声転送を行なう「双方向音声アダプター」、音声制御・音声認識・話者識別・要約作成を担うAI端末「議事録作成支援 Edge-AI」、マイク・スピーカーなどの音声デバイスを想定。

 参加者は、それぞれのPCでWebブラウザーを起動し、議事録画面にアクセスすれば、会議後すぐに完成した議事録を閲覧できる。さらに、個人のPCからリアルタイム要約を閲覧できるので、遅れたり中座したりしたときでも内容をキャッチアップできる。

議事録UIの画面。ノートPC側には議事録操作アプリが表示されている

 また、本ソリューションはローカル会議だけでなく、オンライン会議もサポート。

 Web会議を行なうPCと議事録作成端末を、音声の送受信が可能なアダプターで接続することで、端末に接続しているマイクやスピーカーをWeb会議用PCからサウンドデバイスとして認識することができる。これにより、オンライン会議を行ないながら、ローカルの音声もリモート音声も両方文字起こしが可能となっている。