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「Thunderbird」v128.3.3esrがリリース ~1週間で2回目のマイナーアップデート

フォルダー圧縮などで不具合修正、特定状況下でログイン情報が誤って全削除される問題も

「Thunderbird」v128.3.3esr

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」が10月22日、v128.3.3esrへとアップデートされた。この1週間で2回目のマイナーアップデートとなる。

ログイン情報の管理画面

 本バージョンにおける変更は、以下の不具合修正のみだ。

  • フォルダー圧縮の失敗により残ったファイルがディスクスペースを消費してしまう可能性がある
  • 他のメッセージを操作すると、メッセージリストが選択したメッセージに戻ってしまう
  • 不完全なメッセージがダウンロードされ、保存されないことがある
  • フォルダーの圧縮中にメッセージが破損することがある
  • 場所、説明、URLでイベントを検索すると失敗する
  • ログイン情報をフィルタリングして結果が表示されないときに[対象をすべて削除](Remove All Shown)すると、すべてのログインが削除されてしまう
  • カレンダーのイベント更新が出席者に送信されないことがある
ログイン情報の管理画面

 なお、セキュリティ関連の修正は今のところアナウンスされていない。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。すでに利用している場合は、メインメニューの[ヘルプ]-[Thunderbird について]からバージョン情報ダイアログへアクセスすれば手動で更新できる。