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「Thunderbird 128.3.2esr」が公開~カレンダーの「今後の全てのイベント」機能が復活

Wayland対応改善、EMLファイル保存の問題なども修正

「Thunderbird 128.3.2esr」

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v128.3.2esrが、10月17日にリリースされた。

 本バージョンでは、カレンダーイベントのフィルターに[今後の全てのイベント]が復活した。

カレンダーイベントのフィルターに[今後の全てのイベント]が復活

 そのほか、以下の問題が対処されている

  • Waylandプロトコルの実行中にメッセージの[Ctrl]キー+ドラッグの操作がコピーではなく移動になっていた
  • メールボックス解析に関連する起動時のクラッシュ
  • ファイルから開かれたEMLファイルの保存が機能しない
  • [Shift]+[Delete]キーで削除の確認が2回表示される
  • タグ付きのカードビューを使用するとパフォーマンスが低下する
  • 受信者が指定されていないまま保存された下書きメッセージが暗号化されない
  • 画像を挿入する際に[この画像をメッセージに添付する]チェックボックスがチェックされていない
  • [special view]が選択されてもクイックフィルターの状態がリセットされない
  • 折りたたまれたフォルダーにドラッグ&ドロップすると間違って折りたたまれた状態になる
  • 無効なホスト名を持つRSSフィードによりRSSフィードフォルダーが壊れる
  • 新しいアカウントの作成時にSMTPサーバーの追加に失敗する
  • アドレス帳から宛先フィールドに複数の連絡先をドラッグ&ドロップできない
  • 送信済みフォルダーへのコピーを再試行すると、メッセージの遅延送信が失敗する
  • ICSカレンダーのインポートは、UTF-8以外のデータが含まれていると失敗する
  • イベントにタイトルがない場合、[イベントの検索]ペインで検索ができない
  • 空白で終わるバイナリOpenPGPキーファイルをインポートできない
  • 起動時にクラッシュする

 そのほか、ビジュアルとユーザーエクスペリエンスの改善も行われている。なお、セキュリティ関連の修正は行われていない模様だ。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。Windows版はWindows 10以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。