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「Thunderbird 128.2.2esr」が公開 ~「OAuth2」の“きめ細かい権限”に対応

オープンソースの定番メールクライアント

「Thunderbird」v128.2.2esr

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v128.2.2esrが、9月18日にリリースされた。アカウント設定がアップデートされ、OAuth2のきめ細かい権限(granular permissions)設定に対応した。個別の機能ごとにアクセスを制御できるようになっている。

「Thunderbird」で「OAuth2」アカウントセットアップを行った様子。メール、カレンダー、連絡先を個別に許可できるようになるはずだ

 そのほかにも、以下の問題が対処された。

  • Thunderbirdで「Exchange用のフクロウ」アドオンを使用して受領通知を使用するとクラッシュすることがある
  • 無効なメールサーバーのホスト名が原因でフォルダペインの表示が空白になる
  • 一部のユーザーが「Microsoft 365」にログインできない
  • アカウント設定の「Matrix」エンドツーエンド暗号化タブがXMPPアカウントにも表示される
  • ユーザーがXMPPを使用してルームを退出した際に、参加者とメッセージが反映されないことがあった
  • ビジュアルとUXの改善

 セキュリティ関連の修正は、今のところアナウンスされていない。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。Windows版はWindows 10以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。