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「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」が公開 ~通話録音に対応、カメラ強化、AirPodsによるヒアリング補助機能など
セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで28件
2024年10月29日 06:30
米Appleは10月28日(現地時間)、「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」をリリースした。新機能と改善を含んだマイナーアップデートとなっている。
「iOS 18.1」における改善は、以下の通り。
- 電話
・通話録音により、通話が録音中であるということがアナウンスされ、リアルタイムで電話またはFaceTimeオーディオ通話を録音できます - カメラ
・カメラコントロールで素早く前面のTrue Depthカメラに切り替えることができます(iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max)
・新しい“空間”カメラモードで、空間写真を空間ビデオの撮影と共に撮影できます(iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max) - AirPods
・ヒアリングチェックを使用すると、科学的に検証されたヒアリングチェックの結果が自宅にいながら得ることができます(18歳以上のユーザが対象)
・ヒアリング補助機能では、周囲の音とミュージック、ムービー、および通話に自動的に適用される、パーソナライズされた臨床レベルの補助が提供されます(18歳以上の軽度から中等度難聴のユーザが対象) - 機能改善とバグ修正
・コントロールセンターに、コネクティビティコントロールを個別に追加したり、構成をリセットしたりするための新しいオプションを追加しました
・RCSビジネスメッセージで、RCSで店舗や企業とチャットできます(通信事業者が対応している必要があります)
・ポッドキャストで未再生のエピソードが再生済みとしてマークされる問題を修正しました
・デバイスが発熱しているときに4K 60で収録されたビデオについて、“写真”でのビデオ再生のスクラブ中に動きがぎこちなくなることがある問題を修正しました
・バックアップから復元したり別のiPhoneから直接転送したりしたあとに、車のデジタルキーでパッシブエントリーを使用して車を解錠したりエンジンを始動したりできないことがある問題を修正しました
・iPhone 16またはiPhone 16 Proのモデルで予期せず再起動されることがある問題を修正しました
「iPadOS 18.1」には、以下の変更が含まれている。
- AirPods
・ヒアリングチェックを使用すると、科学的に検証されたヒアリングチェックの結果が自宅にいながら得ることができます(18歳以上のユーザが対象)
・ヒアリング補助機能では、周囲の音とミュージック、ムービー、および通話に自動的に適用される、パーソナライズされた臨床レベルの補助が提供されます(18歳以上の軽度から中等度難聴のユーザが対象) - 機能改善とバグ修正
・コントロールセンターに、コネクティビティコントロールを個別に追加したり、構成をリセットしたりするための新しいオプションを追加しました
注目のAI機能「Apple Intelligence」も搭載されるが、利用できるのはデバイスと「Siri」の言語が米国英語に設定されている場合のみ。日本語での提供は来年4月になるようだ。
セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで28件。ロック画面を迂回して機密情報にアクセスできてしまう欠陥、悪意あるアプリがユーザーの同意なしにショートカットを実行できる問題、カーネルの情報漏洩、細工されたバックアップファイルの復元によりファイルシステム保護領域が変更される欠陥などが対処されている。今のところ悪用の報告はないようだ。
iPhone/iPadのアップデートは、基本的に自動で行われる。手動で行いたい場合は、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]ページにアクセスすればよい。