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Apple、AI機能「Apple Intelligence」の初期提供を開始 ~ただし米国英語のみ

日本語などへの対応は来年4月。まずは作文や写真の不要な被写体除去などをサポート

Apple、AI機能「Apple Intelligence」の初期提供を開始

 米Appleは10月28日(現地時間)、AI機能「Apple Intelligence」をiPhone、iPad、Macで提供開始した。

 「Apple Intelligence」は、Appleシリコンのパワーを活用したパーソナルインテリジェンスシステム。プライバシーを保護しつつ、言葉や画像を理解して応答を生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、ユーザーの意思や行動に沿って日々のタスクを消化するのを助ける。利用に料金はかからない。

 対応デバイスは、以下の通り。「iOS 18.1」、「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」で利用できる。

  • iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max
  • iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max
  • A17 ProまたはM1以降を搭載したiPad
  • M1以降を搭載したMac

 今回提供が開始された「Apple Intelligence」はあくまでも初期のもので、システム全体で使える作文ツール、より自然に会話ができる「Siri」、「写真」アプリにおける自然言語検索と不要な被写体の除去、優先メッセージやメッセージの要約、「メモ」「電話」アプリにおける音声録音と文字起こしといった機能が提供される。

 続いて12月には、その場で楽しい画像を生成できる「Image Playground」、作文ツールの強化、カメラコントロールとの連携などが追加でサポートされるとのこと。

 また、初期提供では対応言語が英語(米国)に限られるが、12月にはそれ以外の英語圏へのサポート拡充が行われる。日本語などへの対応は、来年4月になりそうだ。