ニュース

「NVIDIA アプリ」が正式公開 ~「GeForce Experience」と「コントロールパネル」を統合

GPUオーバークロックなどUI周りを刷新

「NVIDIA アプリ」のホーム画面

 米NVIDIAは11月13日、同社製のGPUであるGeForceシリーズ向けの統合管理アプリ「NVIDIA アプリ」を正式にリリースした。

 「NVIDIA アプリ」は、これまで使われていた「GeForce Experience」や「NVIDIA コントロール パネル」を統合した新たなアプリ。ドライバーの更新やゲームのパフォーマンス最適化、ディスプレイやRTXビデオエンハンスメントの設定などが行える。ドライバーは一般向けの「Game Ready ドライバー」だけでなく、クリエイター向けの「Studio ドライバー」も本アプリからインストールできる。

「Game Ready ドライバー」と「Studio ドライバー」を選択可能

 さらにGPUのデータのモニタリングや、電力、電圧、目標温度、ファン速度をカスタマイズする機能もメインメニューに追加された。外部アプリを使用せず、本アプリ単体でオーバークロックやダウンクロックの設定ができる。

GPUの電力設定などを調整できる
設定を変更する場合、PCが不安定になる可能性があるという免責事項が表示される

 デスクトップ向けGeForce RTX 4080を搭載した筆者のPCでは、ドライバーバージョン566.14の提供と合わせて、「NVIDIA アプリ」への切り替えを勧める通知が表示された。[アップグレード]を選ぶと、「GeForce Experience」が「NVIDIA アプリ」に置き換えられる形となった。様子を見たい場合は[今はしない]を選んでおけば、引き続き「GeForce Experience」を利用できる。

ドライバーバージョン566.14の提供タイミングに合わせての正式リリース。ドライバーアップデートも「NVIDIA アプリ」から行う
「NVIDIA アプリ」へのアップグレードは現時点では任意となっている