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「NVIDIA アプリ」にAIアシスト機能が搭載 ~ゲームの設定を音声で変更可能に

ローカルGPUで動作するSLMを使った「Project G-Assist」を提供。ただし現在は英語のみ

「NVIDIA アプリ」のメイン画面

 NVIDIAは、同社のGPU製品向けソフトウェア「NVIDIA アプリ」を11.0.3にアップデートし、AIアシスタント機能「Project G-Assist」の提供を開始した。「NVIDIA アプリ」内の[さらに詳しく]と表示されている機能一覧から無料でダウンロードできる。

 本機能はローカルで動作するSLM(小規模言語モデル)を搭載しており、チャットまたは音声認識で指示を出せる。ただし現時点では英語のみの対応となっている。

 インストール後は、[Alt]+[G]キーを入力すると、本機能のウインドウがオーバーレイ表示される。3Dゲームのプレイ中でも、チャットウインドウから文字入力できる。

「Project G-Assist」のウインドウ。ゲーム中でもオーバーレイ表示される

 機能としては、GPUやCPUの使用率などのデータをグラフ化したり、PCハードウェアに関する質問に答えてくれたりする。またゲームの設定を変更することもでき、ゲームプレイ中に『フレームレートを高くする画質設定にしたい』と伝えると、動作中のゲームの画質設定を自動で変更してくれる。

PCのハードウェア情報を聞く
ゲームプレイ中にCPUとGPUの使用率を聞き、グラフ化できる
「モンスターハンターワイルズ」のプレイ中、フレームレートをもう少し高める調整を頼むと、自動で設定変更してくれた

 ほかにもゲーミングデバイスの動作や照明を調整することも可能。さらにはChatGPTベースの「プラグインビルダー」やPython、C++言語を使用して、本機能を用いて全く別のデバイスやソフトをコントロールできるプラグインを開発することも可能としている。

 なお本機能は高機能かつSLMを使用することもあってか、トータルで10GB程度と、ツールとしてはかなり大量のダウンロードを求められる。

Project G-Assist | AI Assistant For Your GeForce RTX PC - Available Now

https://www.youtube.com/watch?v=iJ_BXVLan50