ニュース

「Thunderbird」v128.5.2esrが公開 ~メッセージが消える問題などを修正

セキュリティ関連の修正は1件

「Thunderbird」v128.5.2esr

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v128.5.2esrが、12月11日にリリースされた。本バージョンでは、以下の問題修正とセキュリティ修正を含むメンテナンスアップデートとなっている。

  • 大きな仮想フォルダーの動作が非常に遅くなることがあった
  • IMAPフォルダーから移動した後、アンドゥしてリドゥすると、メッセージが消えることがあった
  • XMPPチャットでCDATA要素内で送信されたメッセージが表示されない
  • 選択したカレンダーの日付が午前0時になっても進まない
  • [Today]ペインの予定表が、何の理由もなくスクロールされることがあった
  • オフラインをサポートしないCalDAVカレンダーが起動時のパフォーマンスを低下させることがあった

 セキュリティ関連の修正は1件で、matrix-js-sdkでパストラバーサルが可能になる問題が修正された。深刻度はMozillaの基準で3番目に高い「moderate」。

 そのほか、ビジュアルとユーザーエクスペリエンスの改善及び、セキュリティ関連の修正も行われている。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。すでに利用している場合は、メインメニューの[ヘルプ]-[Thunderbird について]からバージョン情報ダイアログへアクセスすれば手動で更新できる。