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9件の脆弱性を修正した「Thunderbird」v128.5.0esrが公開
キャッシュされたメッセージを読み込むとIMAPがクラッシュする不具合などにも対処
2024年11月27日 15:03
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」が11月26日、v128.5.0esrへとアップデートされた。本バージョンは、以下の問題修正と改善を含むメンテナンスアップデートとなっている。
- キャッシュされたメッセージを読み込むとIMAPがクラッシュすることがあった
- Maildirプロファイルで[フォルダーサイズを表示]を有効にすると「Thunderbird」が使用できなくなることがあった
- フォルダーの圧縮でメッセージが破損し、ユーザの介入なしに修正できない
- mboxファイルの末尾を超えてメッセージを読み込んでもエラーにならなかった
- [表示]-[フォルダー]メニューのアクセスキー[F]が重複している
- メッセージリストに列を追加するアドオンが失敗し、表示の問題を引き起こすことがあった
- [終了時にゴミ箱を空にする]と[終了時に受信トレイを整理 (expunge) する]オプションが正しく動作しないことがあった
- [表示]-[ToDo]で表示オプションを変更しても、タスクインターフェイスに適用されない
セキュリティ関連の修正は、全部で9件。深刻度の内訳は、4段階中上から2番目の「High」が2件、3番目の「Moderate」が5件、最低の「Low」が2件となっている。「Thunderbird」は既定でスクリプトが無効化されており、「Firefox」ほどの影響はないが、できるだけ早いアップデートが望ましい。
「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。すでに利用している場合は、メインメニューの[ヘルプ]-[Thunderbird について]からバージョン情報ダイアログへアクセスすれば手動で更新できる。