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老舗ネットワーク監視ツール「TCP Monitor Plus」がv3に ~実に16年ぶりのメジャー更新
各ツールがIPv6対応
2024年12月26日 15:10
TCP/IPネットワーク監視ツール「TCP Monitor Plus」が12月24日、v3.00へとアップデートされた。2008年以来、実に16年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。
「TCP Monitor Plus」は、ネットワークトラフィックをグラフ表示できるアプリ。IP監視、セッション状態のモニタリングなども行えるほか、「NSLOOKUP」や「NETSTAT」、「WHOIS」といったコマンドを実行して結果を確かめたり、通信ログファイルを収集・出力するといったことも可能で、これらをタブで切り替えて利用できる。
また、ファイルサイズが非常にコンパクトで、実行ファイル単体で動作するポータブルアプリとなっているのも魅力。USBメモリなどに入れて持ち運べる。機能は豊富だが、タスクトレイに常駐させたり、コンパクトなミニモニター表示を利用することも可能で、邪魔にならないように運用することもできる。20年以上の歴史を持つ老舗ツール(初版は2002年10月のv0.10)なだけあって、完成度の高いアプリといえるだろう。
v3.00では、セッションモニター、IP監視モニター、NSLOOKUP、NETSTATがIPv6対応となった。[Ctrl]+ホイール操作で各タブのフォントサイズをすばやく変更できるなど、レンダリングも改善されている。
ただし、各所で多くの修正が加えられたせいか、編集部で複数の環境で試用したところ、グラフが正常に描画できないなどの現象が見られた。もしv3.00が動かないのであれば、旧バージョンの利用を継続することをお勧めする。
なお、動作OSはWindows 98/NT以降だが、本バージョンではWindows XP以前の古いOSでは動作しなくなっている可能性があるとのこと。実機がないため確認できていないという。とはいえ、すでにMicrosoftによるサポートも打ち切られて久しいOSなので、利用に際して問題となることはないだろう。
ソフトウェア情報
- 「TCP Monitor Plus」
- 【著作権者】
- OGA. 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista/7/8/8.1/10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.00(24/12/24)