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Microsoftの自動化ツール「Power Automate for desktop」、「Copilot」機能をさらに拡充

2025年1月アップデート(バージョン 2.52)が展開中

「Power Automate for desktop」v2.52

 米Microsoftは1月27日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate for desktop)の2025年1月アップデート(バージョン 2.52)を発表した。同社の生成AI「Copilot」を活用した機能が拡充されている。

「Copilot」でアクションとサブフローを要約(プレビュー中)

 選択したアクションやサブフローをAIで要約する機能が追加され、それらがどのような働きをしているのかをあとから簡単に把握できるようになった。

 ただし、この機能を利用できるのは、今のところ米国を拠点とする仕事または学校のアカウントでのみだ

「Copilot」でアクションとサブフローを要約

 そのほかにも、本バージョンでは以下の機能が追加された。

  • 子デスクトップフローを、それを呼び出した親フローと並行して、同じマシン上で実行するオプションが追加。ターゲットアプリケーションで予期しないポップアップが発生して親フローのアクションがブロックされても、子デスクトップフローの処理を継続できる
  • 「Access」専用のアクションのグループが追加され、デスクトップフローから「Access」データベースを直接利用できるように
  • インスタンス変数タイプの拡充。「Excel」、「Word」、「Outlook」のインスタンス変数がデスクトップフローの入出力変数として利用できるようになり、他のフローとの連携が容易に
  • リトライポリシーを「ブロックエラー時」アクションに適用。アクションのエラー処理と同じ再試行が可能に

 デスクトップ向け「Power Automate」は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。