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デスクトップ版「Power Automate」がアップデート、RDP/Citrix環境での自動化も

人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール

「Power Automate Desktop」

 米Microsoftは10月22日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate desktop)の2024年10月アップデート(バージョン 2.49)を発表した。本バージョンでは、以下の新機能と改善が導入されている。

デスクトップフローで利用可能なコネクターを拡充(プレビュー)

 アセットライブラリに新しいコネクタータブが追加。プレミアムユーザーであればデスクトップフローにさらに多くのクラウドコネクターを追加し、複数のMicrosoftおよびサードパーティサービスとの直接連携できるようになる。

アセットライブラリに新しいコネクタータブが追加(プレビュー)

CitrixおよびRDPセッションでWeb自動化

 デスクトップ自動化に加え、Web自動化が「リモートデスクトップ接続」(RDP)および「Citrix」セッションでもサポートされるようになった。クリーンな環境をリモートに用意すれば、トラブルの少ない堅牢なフローを実現できる。

 本機能はWeb録画と手動オーサリングの両方で利用可能だ。

デスクトップアプリケーションからテーブルを抽出

 デスクトップオートメーションのデータ抽出に、新しいアクション「テーブルからデータを抽出」が追加。対象アプリケーションからテーブルやデータグリッドを適切に抽出できるようになった。

 そのほかにも、ワークキュー用の2つの新しいアクションが導入されるなどの改善が行われている。

 デスクトップ向け「Power Automate」は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。