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「Google Chrome」にセキュリティアップデート ~スクリプトエンジン「V8」などに欠陥

Windows環境にはv133.0.6943.98/.99が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv132.0.6834.160が展開中

 米Googleは2月12日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にv133.0.6943.98/.99、Linux環境にv133.0.6943.98が展開中だ。

 本バージョンは、毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は4件の脆弱性が対処されている。

  • CVE-2025-0995:Use after free in V8
  • CVE-2025-0996:Inappropriate implementation in Browser UI
  • CVE-2025-0997:Use after free in Navigation
  • CVE-2025-0998:Out of bounds memory access in V8

 深刻度はいずれも「High」と評価されているが、悪用の報告は今のところない。加えて、そのほかにも内部監査やファジングにより見つかった問題が修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。