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「LibreOffice」に深刻度“HIGH”の脆弱性 ~内部マクロを任意の引数で実行される恐れ

最新版の「LibreOffice 24.8.5」および「LibreOffice 25.2.1」で対策済み

「LibreOffice」に深刻度“HIGH”の脆弱性

 The Document Foundationは3月4日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice」のセキュリティ情報を新たに公開した。

 「LibreOffice」には、WebブラウザーからURL(URI)を介して「LibreOffice」のアプリでOffice文書を開ける、「Office URI スキーマ」という仕組みをサポートしている。この「Office URI スキーマ」の「LibreOffice」独自スキーマ「vnd.libreoffice.command」が、Webブラウザーで開いたWebページのリンクなどから「LibreOffice」に渡されると、任意の引数を持つ内部マクロを呼び出される恐れがあるという。

 The Document FoundationによるCVSS v4.0の値は「7.2」(深刻度HIGH)とされており、できるだけ早い対応が必要。最新版の「LibreOffice 24.8.5」および「LibreOffice 25.2.1」で対策されているので、アップデートがまだの場合は早めに済ませておきたい。