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「GIMP 3.2」は“無名”な画像形式もサポート ~デジタル資産へのアクセスを保証

まず白羽の矢が立ったのはGIF画像の亜種「Jeff's Image Format」(JIF)

「Jeff's Image Format」対応のためのマージリクエスト

 フリーの高機能画像編集・処理ソフト「GIMP」の次期バージョン「GIMP 3.2」の開発では、ファイルフォーマット対応の拡充に注力していくとのこと。開発チームが4月1日、公式ブログで発表した。

 「GIMP」はすでに数多くの画像フォーマットをサポートしているが、すべてをカバーしているわけではない。ほぼ使う人のいない「無名」なフォーマットであればわざわざ対応する必要はないという意見にも一理あるが、デジタル資産へのアクセスを保証するのも「GIMP」の使命だと考えれば、そうしたレアな画像フォーマットも積極的にサポートしていくべきだろう。

 「GIMP」の対応フォーマット拡充キャンペーンの対象に選ばれた最初のフォーマットは 「Jeff's Image Format」(*.jif) で、これは1990年代後半に作成されたGIF標準のバリエーションだ。GIFフォーマットではLZW圧縮が用いられているが、特許に抵触する恐れがあったため、それを回避するためにLZ77由来の圧縮アルゴリズムが採用されている。読み方を「ギフ」と「ジフ」で迷わず済むのも、このファイル形式の隠れた美点だ。

 JIFファイルはファイル形式を検出するためのマジックナンバーが「JIFF99a」になっていることを覗けば、バイナリ形式はGIFファイルとまったく同じだ。そのため、今回のキャンペーンに採用されたという。

 実際にJIF画像のインポートを試せるようになるには「GIMP 3.2」を待たなければならないが、進捗は「GitLab」で確認が可能。開発チームは、サンプルのJIF画像があればイシュートラッカーで共有してほしいとしている。