NEWS(10/07/06 14:51)

トレンドマイクロ、無償のウイルス検出ソフト「Trend Micro HouseCall」を公開

クラウドサーバー上のパターンファイルと連携して不正プログラムを検出

「Trend Micro HouseCall」「Trend Micro HouseCall」

 トレンドマイクロ(株)は6日、「ウイルスバスター」などの現行製品には未実装のクラウド技術を利用したプロトタイプのウイルス検出ソフト「Trend Micro HouseCall」を無償公開した。32bitおよび64bit版のWindowsに対応しており、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。現在、同社の無料セキュリティソフト紹介サイトからダウンロードでき、ダウンロードの際は住所や電話番号などを入力して簡単なアンケートに答える必要がある。なお本ソフトは、未圧縮の実行ファイルとして配布されている。

 「Trend Micro HouseCall」は、クラウド技術を利用したウイルス検出ソフト。クラウドサーバー上のパターンファイルと連携して不正プログラムを検出する“スマートスキャン”技術を搭載している。これにより、よりローカルのパソコンに負荷をかけずにウイルスを検出できるという。

 また、他ユーザーのパソコンで見つかった脅威の情報を同社のデータセンターで分析し、パターンファイルに追加する“スマートフィードバック”技術を搭載しており、新たな脅威に対してすばやく対応できるとのこと。

 なお、本ソフトはウイルスの駆除機能は備えていないため、ウイルスが検出された際は市販のウイルス対策ソフトなどを使って改めて駆除する必要がある。

【著作権者】
トレンドマイクロ(株)
【対応OS】
32bitおよび64bit版Windows(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(10/07/06)

(長谷川 正太郎)