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「WSUS」経由で「Windows 11 バージョン 24H2」へ更新できない問題が発生中

2025年4月のセキュリティパッチ「KB5055528」以降で

同社のアナウンス

 米国時間4月8日にリリースされた月次のセキュリティ更新プログラム「KB5055528」以降、「Windows Server Update Services」(WSUS)経由で「Windows 11 バージョン 24H2」へアップグレードできないことがあるとのこと。Microsoftが4月29日、自社のドキュメントサイトで公表した。

 この問題は、以下のプラットフォームに影響する。「バージョン 24H2」のダウンロードが開始されなかったり、正常に完了しない場合があるようだ。

  • Windows 11 バージョン 23H2
  • Windows 11 バージョン 22H2

 問題が発生した環境では、Windows更新プログラムのログにエラーコード「0x80240069」が記録される。「wuauserv」が予期せず停止したというエラーメッセージが残されることもある。同社は現在、原因を調査しており、詳細が判明し次第、情報を更新するとのこと。

 なお、「WSUS」はエンタープライズ環境で用いられるものだ。そのため、一般のユーザーがこの問題に遭遇する可能性は低いと見られている。