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「WSUS」経由で「Windows 11 バージョン 24H2」へ更新できない問題は解決

2025年5月のセキュリティ更新プログラム「KB5058405」で

同社のアナウンス

 「Windows Server Update Services」(WSUS)経由で「Windows 11 バージョン 24H2」へ更新できない問題は、2025年5月のセキュリティ更新プログラム「KB5058405」で解決されたとのこと。米Microsoftが5月13日(現地時間)、「Windows release health」で明らかにした。

 この問題は、2025年4月のセキュリティパッチ「KB5055528」以降を適用した環境で「WSUS」を経由した「Windows 11 バージョン 24H2」のダウンロードが開始されなかったり、正常に完了しない場合があるというもの。以下のプラットフォームに影響していた。

  • Windows 11 バージョン 23H2
  • Windows 11 バージョン 22H2

 問題が発生した環境では、Windows更新プログラムのログにエラーコード「0x80240069」が記録される。「wuauserv」が予期せず停止したというエラーメッセージが残されることもある。「WSUS」はエンタープライズ環境で用いられるものなので、一般のユーザーがこの問題に遭遇する可能性は低い。

 本事象は同日にリリースされた「KB5058405」で解決されている。問題回避のために「KIR」(Known Issue Rollback)ロールバックや特別なグループポリシーを適用する必要はなくなった。