NEWS(11/02/28 16:39)

Windowsと共存可能なWeb閲覧専用の軽量OS「Splashtop OS」v1.0正式版が無償公開

電源を投入して数秒後にはWebの閲覧を楽しめる

「Splashtop OS」v1.0.2.3(公式リリースより引用)「Splashtop OS」v1.0.2.3(公式リリースより引用)

 米Splashtop Inc.は22日(現地時間)、Windowsと共存可能なWeb閲覧専用の軽量OS「Splashtop OS」v1.0を正式公開した。これまで本OSはネットブックベンダーへOEM提供されてきたが、今回一般ユーザーも同社のWebサイトから無償でダウンロード可能になった。

 「Splashtop OS」はLinuxベースの軽量OSで、起動速度の速さが特長。「Google Chrome」の元となっているオープンソースのWebブラウザー「Chromium」v8がインストールされているので、電源を投入して数秒後にはWebの閲覧を楽しめる。「Adobe Flash Player」も標準でインストールされており、“YouTube”などの動画コンテンツも利用可能だ。

 本OSはWindowsと共存可能で、Windowsで動作するインストーラーを利用してインストールする仕組み。インストールの際は、IE/Firefoxのブックマークや無線LANの設定を「Splashtop OS」へインポートすることもできる。インストールが成功すると、PCを起動する際にブートローダーのOS選択画面で「Splashtop OS」を選択可能になる。

 Webブラウザーの使い勝手は「Google Chrome」とほぼ同じで、“Chrome Web Store”から「Google Chrome」用の拡張機能をインストールしたり、新規タブ画面へ各種Webサービスを追加することも可能。Windowsへ戻りたい場合は、画面左下にある[Windowsへ行く]ボタンを押せばよい。

オープンソースのWebブラウザー「Chromium」v8を搭載(公式リリースより引用)オープンソースのWebブラウザー「Chromium」v8を搭載(公式リリースより引用)

ブートローダーのOS選択画面で「Splashtop OS」を選択可能にブートローダーのOS選択画面で「Splashtop OS」を選択可能に

 なお、初回利用時はキーボードの配列などが英語になっている場合があるが、設定画面から日本語へ切り替えることが可能。また、[Ctrl]キーとスペースキーを押すことで、IMEをONにすることができる。

【著作権者】
Splashtop Inc.
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.2.3(11/02/22)

(柳 英俊)