NEWS(11/07/27 17:43)

アクエスト、4つの声種が追加された音声合成エンジン「AquesTalk2 Win」v2.3

音声を再生する際のイントネーションも品質が向上

 (株)アクエストは27日、オンラインソフトで広く使われている音声合成ライブラリ「AquesTalk2 Win」の最新版v2.3を公開した。本ライブラリは、個人の非営利に限り無償で利用可能。ただし、本ライブラリを組み込んだソフトを開発するには開発ライセンスの発行手数料1,890円(税込み)を支払う必要があるほか、ソフトの配布には同社の許諾を得る必要がある。また、商用利用時などは別途有償ライセンスの購入が必要。

 最新版の主な変更点は、声の定義ファイルとなる“phont”ファイルを4種類追加したこと。追加された“phont”ファイルは、かわいらしい女性を思わせる“ar_f4”、落ち着いた女性を思わせる“ar_rm3”、若い男性を思わせる“ar_m5”、声の甲高いロボットを思わせる“ar_mf2”となっている。新たに追加された“phont”ファイルの音声は、同社のデモページから試すことが可能。

 さらに、音声を再生する際のイントネーションも品質が向上したほか、音声記号列の区切り記号を指定した際により直感的にアクセントなどを指定できるようになった。

 なお、現在“AquesTalk2”のデモソフト「AqTk2Demo」は「AquesTalk2 Win」v2.3に対応しておらず、追加された“phont”ファイルなどを試すことはできない。また、“AquesTalk2”のiOS版やAndroid版などは現在旧バージョンのままだが、今後v2.3にバージョンアップする予定とのこと。

(長谷川 正太郎)