NEWS(12/05/17 13:48)

コーディング不要のWebオーサリングソフト「Adobe Muse」が正式版に

日本語版はリリースされず

「Adobe Muse」v1.0 Build 948「Adobe Muse」v1.0 Build 948

 米Adobe Systems Incorporatedは16日(現地時間)、「Adobe Muse」の正式版を公開した。Windows版およびMac OS X版が用意されており、動作にはAdobe AIR 3.1が必要。現在、同社のWebサイトから30日間試用できる体験版がダウンロードできる。なお、ダウンロードおよびインストールの際は“Adobe ID”が必要。

 「Adobe Muse」は、クロスブラウザー対応のWebサイトをコーディングなしで制作できるWebオーサリングツール。HTML/CSS/JavaScriptに関する知識がなくても、テキストやウィジェットといった部品をドラッグ&ドロップで配置していくだけで本格的なWebページを制作できる。Webサイトの階層構造を設計したり、同社が運営するビジネスサイトのホスティングサービス“Adobe Business Catalyst”へ公開することも可能。

クロスブラウザー対応のWebサイトをコーディングなしで制作クロスブラウザー対応のWebサイトをコーディングなしで制作

Webサイトの階層構造を設計Webサイトの階層構造を設計

 なお、本ソフトは昨年8月より同社のラボサイト“Adobe Labs”でベータ版が無償公開されていたが、今回有償の製品版としてリリースされている。価格は、年間プランの場合で月額14.99米ドル、月々プランの場合で24.99米ドル。また、Adobe製品を月額料金モデルで利用できる“Adobe Creative Cloud”の一部として利用することも可能。

 なお、今回英語版をはじめとする7カ国語版がリリースされているが、そのなかに日本語版は含まれていない。

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated and its licensors
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7など
【ソフト種別】
体験版(30日間試用可能)
【バージョン】
1.0 Build 948(12/05/16)

(柳 英俊)