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「Adobe Muse CC」の新規開発が終了、8年の歴史に幕 ~サポートは2019年5月20日まで
クロスブラウザー対応のWebサイトをコーディングなしで制作できるオーサリングツール
2018年3月28日 15:11
米Adobe Systemsは、「Adobe Muse CC」の開発を終了したことを明らかにした。3月26日にリリースされたバージョンを最後に、新しい機能が追加されることはなくなる。
「Adobe Muse」は、クロスブラウザー対応のWebサイトをコーディングなしで制作できる「Adobe AIR」製のオーサリングツール。ドラッグ&ドロップでコンポーネントを配置していくだけで本格的なWebページを制作できるのが特長で、同社が運営するビジネスサイトのホスティングサービス“Adobe Business Catalyst”へ公開することも可能。対応OSはWindows/Macで、近年は“Creative Cloud”の一部として提供されていた。
なお、「Adobe Muse CC」のサポートは2019年5月20日まで提供される。それ以降も利用を継続することは可能だが、不具合を修正するパッチは提供されなくなる。同社は「Adobe XD」や「Adobe Portfolio」、「Adobe Spark Page」といった製品への移行を推奨している。また、“Adobe Business Catalyst”のホスティングサービスも2020年3月26日に終了することがアナウンスされている。