NEWS(12/05/21 15:11)
Microsoftが公式ブログで“Visual Studio 11”のラインナップについて言及
Windows Phone向けの“Express”が追加。ハードウェア要件は現行版と同じ
米Microsoft Corporationは18日(現地時間)、同社製開発環境「Visual Studio」の公式ブログ“The Visual Studio Blog”で、次期バージョンとなる「Visual Studio 11」の製品ラインナップとプラットフォームサポートについての見通しを発表した。
それによると、すでにベータ版が公開されている製品に加え、Windows Phoneアプリを開発するための無償開発環境「Visual Studio Express for Windows Phone」が製品ラインナップに追加される。つまり、「Visual Studio 11」のエディションは以下の通りとなる(このうち“Express”版は無償で提供される見込み)。
- 「Visual Studio 11 Ultimate」
- 「Visual Studio 11 Premium」
- 「Visual Studio 11 Professional」
- 「Visual Studio 11 Test Professional」
- 「Visual Studio 11 Express for Web」
- 「Visual Studio 11 Express for Windows 8」
- 「Visual Studio 11 Express for Windows Phone」
なお、これまでプログラミング言語ごとに提供されていた“Express”エディション(「Visual C# 2010 Express」「Visual Basic 2010 Express」「Visual C++ 2010 Express」)の後継版は用意されない。ただし、現行版のダウンロード提供は今後も継続されるとのこと。
また、「Visual Studio 11」のハードウェア要件は、現行の「Visual Studio 2010」と同じとなることも発表された。ハードウェアの追加投資を行うことなく、次世代開発環境へ移行することができる。ただし、「Visual Studio 11」は最新のWindowsだけに存在するコア機能を利用するため、動作OSはWindows 7以降のみに限られるので注意。
作成されるアプリケーションのデフォルトターゲットは、マネージドアプリケーションの場合.NET Framework 4.5、ネイティブアプリケーションの場合はVC11ツールセットとなり、動作可能なOSはWindows Vista以降に限られる。ただし、古いプラットフォームをターゲットとした開発も可能。詳しくは下記リンクにあるブログ記事を参照してほしい。