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Opera、「Chromium 29」ベースの「Opera Next 16」を公開

ジャンプリストや“Geolocation API”、フォームの自動入力機能などが利用可能に

「Opera Next」v16.0.1196.14

 ノルウェーのOpera Software ASAは19日(現地時間)、次期「Opera」のベータ版「Opera Next 16」を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 「Opera Next 16」は「Chromium 29」がベースになっており、W3Cの“Geolocation API”やフォームの自動入力機能が利用できるようになった。また、Windows 7/8ではジャンプリストがサポートされている。

 さらに、試験的に先行実装された機能を有効化・無効化できる“opera:flags”ページが新設された。執筆時現在56のオプションが用意されており、“video”要素における“VP8”や“Opus”再生のサポート、HTML5の“Media capture API”、同期機能(設定の同期機能“Opera Link”のことを指すのかどうかは不明)などを試すことができる。ただし、これらの機能は十分にテストされておらず、深刻な不具合を抱えている可能性が低くないので、利用の際は十分に注意してほしい。

Windows 7/8ではジャンプリストがサポート
“opera:flags”ページ

 なお、「Opera Next」は安定版「Opera」とのサイドバイサイド実行がサポートされている。同じシステムにインストールして同時に利用することができるので、興味のあるユーザーは気軽にテストへ参加してみよう。

ソフトウェア情報

「Opera Next」Windows版
【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows XP以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
16.0.1196.14(13/07/19)

(柳 英俊)