ニュース

新機能や機能強化で大幅に使い勝手が向上した「Evernote 5 for Windows Desktop」

リマインダー・ショートカット機能が追加され、表示や検索機能、動作速度なども強化

「Evernote 5 for Windows Desktop」v5.0.0.1137

 米Evernote Corporationは4日(現地時間)、オンラインメモサービス“Evernote”のWindows用クライアントソフトの最新メジャーバージョンアップ版となる「Evernote 5 for Windows Desktop」を公開した。最新版の主な変更点は、“リマインダー”機能や“ショートカット”機能を追加したこと。

 リマインダー機能では、ノートに設定した日時になるとタスクトレイからのポップアップでノートのタイトルを通知することが可能。リマインダー機能は、ノート上部のツールバーにある[リマインダー]ボタンから利用できる。また、オプションダイアログの[リマインダー]タブから設定することで、リマインダーに設定した日の午前中にメールで通知を行うことも可能。

リマインダー機能
ノート上部のツールバーにある[リマインダー]ボタンから利用可能

 ショートカット機能では、左ペインの“ショートカット”欄にノートやノートブック、あらかじめ保存した検索条件をドラッグ&ドロップすることで登録し、すばやくアクセスできる。よく参照するノートや直近に使う予定のノートなどを登録しておくと、いちいちノートなどを探す手間が省けて作業が楽になるだろう。

 さらに、既存の機能も強化されている。たとえば、検索機能が強化され、保存されたノート内の情報をもとにキーワードのサジェストが行われるようになったほか、共有されたノート内も全文検索できるようになった。

ショートカット機能
検索キーワードのサジェスト

 表示も強化され、ノートペインではノートの周囲に境界を示す枠線が表示されるようになっている。また、左ペインで“ノート”を選択した際に、ノート一覧ペインでは共有されたノートブックやビジネスノートブック内のノートも表示されるようになった。

“カード”ビュー

 加えて、ノート一覧ペインでは、従来の“サムネール”ビューの代わりに正方形のカード型のプレビューが並んだ“カード”ビューが追加されたほか、左ペインで“地図”を選択することでノートへ付加された位置情報をもとに地図上へノートを表示できるようになっている。また、全体がフラットなデザインに変更されたほか、全ての機能が高速化された。

 そのほか、プレミアムアカウント限定の機能として、ノートを作成する際や表示した際に、関連すると思われる別ノートを自動で表示できる“関連ノート”機能が追加されている。

地図上へノートを表示
プレミアムアカウント限定の“関連ノート”機能

 本ソフトは、Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Evernote 5 for Windows Desktop」
【著作権者】
Evernote Corporation
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0.0.1137(13/09/04)

(長谷川 正太郎)