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Microsoft、ネットワーク解析ツール「Microsoft Message Analyzer」を正式公開

キャプチャー・分析・視覚化機能を強化した「Microsoft Network Monitor」の後継

「Microsoft Message Analyzer」v1.0

 米Microsoft Corporationは25日(現地時間)、ネットワーク解析ツール「Microsoft Message Analyzer」の英語版を正式公開した。現在、32bit版と64bit版が無償でダウンロード可能。

 「Microsoft Message Analyzer」は「Microsoft Network Monitor」の後継となるツールで、昨年9月からベータテストが行われてきた。対応OSはWindows 7/8/8.1よびWindows Server 2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2で、別途.NET Framework 4以降が必要(OSに標準搭載)。.NET Framework 4.5の利用が推奨されている。

 「Microsoft Message Analyzer」では、Windowsが提供する汎用的なトレース機能“Event Tracing for Windows(ETW)”を活用したこと、キャプチャーをファイヤーウォールやHTTPプロキシのレイヤーで行うように変更したことなどにより、これまでは対応していなかったループバックトラフィックや暗号化されたトラフィックがキャプチャーできるようになった。そのほかにも、トレースしたデータの分析や視覚化を行うための機能が強化されている。

あらかじめプリセットされた“シナリオ”を選択してトレースを開始
メッセージのキャプチャー
メッセージの詳細情報をそれぞれの処理層(プロトコルやモジュール)別にツリー表示
トレースしたデータの視覚化。インポートやエクスポートも可能

ソフトウェア情報

「Microsoft Message Analyzer」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Server 2008 R2/8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(13/09/24)

(柳 英俊)