ブレス成分やEQを折れ線グラフで調整可能になった「VocalShifter LE」v2.2

「VocalShifter LE」v2.2

　ピッチ編集機能などボーカル向けの補正機能を多数備えたWAVE波形編集ソフト「VocalShifter LE」の最新版v2.2が、19日に公開された。最新版の主な変更点は、波形編集ウィンドウに“ブレス編集”モードと“EQ編集”モードが追加されたこと。

　“ブレス編集”モードでは、声のブレス成分を折れ線グラフで調整可能。ブレス成分を増やすとかすれた声、減らすとくぐもった声になる。“EQ編集”モードは、イコライザーの値を調整でき、1kHzから7kHzの成分を調整する“EQ1編集”モードと、7kHz以上の成分を調整する“EQ2編集”モードを利用可能。

“ブレス編集”モード

“EQ編集”モード

　さらに、本ソフトの機能を拡張できるプラグイン機能が追加された。現在のところ、サードパーティー製のプラグインは公開されていない模様だが、“ピッチ編集”モードの音程を表したグラフをベジェ曲線として編集できる「VSBezier」プラグインが同梱されている。

プラグインの選択ダイアログ

「VSBezier」プラグイン

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。また、扱えるWAVEファイルの音質に制限がなくVSTプラグイン版も同梱された2,100円（税込み）のシェアウェア版「VocalShifter」もバージョンアップし、同様の変更が施されている。