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Yahoo!、看板をフォント化した“のらもじ”で東北の石巻を応援するキャンペーン

石巻にある個人商店の看板から作成されたフォントの購入で地元ボランティアへ寄付

“ヤマキ”の看板から製作された“のらもじ”のサンプル

 個人商店などの看板をフォント化している“のらもじ発見プロジェクト”と“Yahoo! JAPAN”を運営するヤフー(株)は11日、東日本大震災で大きな被害を受けた東北の石巻を、看板をフォント化した“のらもじ”で応援するキャンペーン“のらもじ in 東北”を開始した。

 “のらもじ in 東北”では、“のらもじ発見プロジェクト”が石巻を歩いて発見し、フォント化した“のらもじ”6種類が用意されている。これらのフォントは寄付をすることでダウンロード可能で、寄付金は石巻の商店街を拠点に活動している団体“(社)ピースボート災害ボランティアセンター”の活動資金になるという。

 “のらもじ”化されたのは、和・洋菓子店“ヤマキ”、花屋“かざん園”、ブティック“NOBLE”、オモチャ・楽器店“サルコヤ”、理容室“フタバ理容館”、洋菓子工場“アムール”の看板。いずれもレトロな雰囲気ながら現代でも通用するオシャレさをもったフォントとなっている。

“かざん園”の看板から製作された“のらもじ”のサンプル
“サルコヤ”の看板から製作された“のらもじ”のサンプル
“フタバ理容館”の看板から製作された“のらもじ”のサンプル
“アムール”の看板から製作された“のらもじ”のサンプル

 “のらもじ”化されたフォントはダウンロードするほか、サイト上のテキストボックスに好きなテキストを入力することで、元ネタとなった看板に合成してプレビューすることが可能。寄付はクレジットカード払いのほか、Tポイントカードのポイントでも行える。

 さらに、今後は“Yahoo! JAPAN”内に開設されている被災地の物産販売サイト“復興デパートメント”で、“のらもじ”をあしらったTシャツやトートバッグも発売される予定とのこと。

(長谷川 正太郎)