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DirectWriteによるレンダリングに対応した「Google Chrome 37」ベータ版が公開
64bit版Windows向けベータ版も近日中にリリース
(2014/7/18 13:41)
米Google Inc.は17日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版v37.0.2062.20を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版の最新ベータ版も用意されている。また、64bit版Windows向けベータ版も近日中にリリースされるという。
「Google Chrome 37」では、Windows版で待望されて久しいDirectWriteによるテキストレンダリングが初期設定でサポートされる。DirectWriteはWindows Vista以降で利用できるテキストレンダリング技術で、「Internet Explorer 9」「Firefox 4」でも採用されているもの。液晶モニターで見やすいようにフォントをアンチエイリアス処理する“ClearType”がGPUで処理できるようになるなど、表示品質の向上とCPU負荷の低減が期待できる。
さらに、パスワードマネージャーのユーザーインターフェイスが刷新。ネットワークに接続できず表示できなかったページを、ネットワークが回復した際に自動でリロードして表示する機能なども追加されている。
なお、「Google Chrome 37」から“showModalDialog”APIが初期状態で無効化されるので注意。“showModalDialog”APIは、操作が完了するまで他のウィンドウを操作できないようにするタイプのダイアログを表示するAPIで、ユーザビリティとセキュリティの観点から今年初めから非推奨となっていた。2015年5月には有効化する設定も削除され、「Google Chrome」から完全に削除される。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 37.0.2062.20 beta-m(14/07/17)