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「Git for Windows」がアップデート、「bash」の“ShellShock”脆弱性に対応
“GitHub”の公式クライアント「GitHub for Windows」にも修正済みの最新版が
(2014/9/30 14:07)
分散型バージョン管理システム「Git」のWindows向けクライアント「Git for Windows」の最新プレビュー版v1.9.4-preview20140929が、29日に公開された。今回のアップデートでは同梱のコマンドラインシェル「bash」がv3.1 Patch 20へと更新され、いわゆる“ShellShock”脆弱性(CVE-2014-6271、CVE-2014-7169、CVE-2014-7186、CVE-2014-7187)への対応が行われている。
一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)の注意喚起によると、旧バージョンの「bash」は環境変数の処理に問題を抱えており、リモートから任意のコードが実行されてしまう恐れがあるという。この脆弱性は“ShellShock”と呼ばれており、とくにUnix/Linux環境で非常に深刻な問題となっている。
そのほかにも、本バージョンでは“Git svn”が前バージョンで利用できなくなっていた問題などが修正されている。
「Git for Windows」はオープンソースで開発されており、ライセンスはGNU GPL v2。編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、“GitHub”のプロジェクトページからダウンロード可能。また、“GitHub”の公式クライアント「GitHub for Windows」にも同梱の「Git for Windows」をアップデートした最新版v2.4.1がリリースされており、“GitHub”のWebサイトから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Git for Windows」
- 【著作権者】
- msysgit@googlegroups.com
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.9.4-preview20140929(14/09/29)
- 「GitHub for Windows」
- 【著作権者】
- GitHub Inc.
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.4.1(14/09/29)