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Adobe、「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」の定例アップデートを公開

20件の脆弱性を修正

「Adobe Reader XI」v11.0.10

 米Adobe Systems Incorporatedは9日(現地時間)、「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」の最新版を公開した。今回のバージョンアップは、四半期ごとに実施されている定例アップデートとなる。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB14-28)によると、今回のアップデートではCVE番号ベースで20件の脆弱性が修正されているという。これらの脆弱性はWindows版およびMac版に影響し、深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”。更新プログラムの適用優先度はすべての製品で“1(72時間程度以内を目安とした可能な限り迅速なアップデートが必要)”とされており、一刻も早いアップデートが推奨されている。それぞれの製品バージョンは以下の通り。

  • 「Adobe Reader X」v10.1.13(Windows/Mac)
  • 「Adobe Reader XI」v11.0.10(Windows/Mac)
  • 「Adobe Acrobat X」v10.1.13(Windows/Mac)
  • 「Adobe Acrobat XI」v11.0.10(Windows/Mac)

 現在、同社のWebサイトから最新版がダウンロードできるほか、アプリケーションに搭載されている自動更新機能を利用してアップデートすることも可能。

ソフトウェア情報

「Adobe Reader XI」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Server 2003 R2/Server 2008/Server 2008 R2/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.0.10(14/12/09)

(樽井 秀人)