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月の地名・地形表示に対応した3D天体シミュレーター「Mitaka」v1.2.2が公開
“静かの海”“希望の湖”といった地名が表示されるほか、地表の凹凸も確認可能
(2014/12/17 15:59)
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U Project)は16日、3D天体シミュレーター「Mitaka」の最新版v1.2.2を公開した。Windows 2000/XP/Vista/7/8に対応しており、個人利用に限り無償で利用可能。現在、4D2U ProjectのWebサイトからダウンロードできる。
最新版では、月の地名や地形を表示できるようになった。ターゲットに“月”を選択し拡大すると“静かの海”“希望の湖”といった地名が表示されるほか、地表の凹凸も確認可能。なお、月の地形を表示するには4D2U ProjectのWebサイトから別途地形データをダウンロードして追加する必要がある。
また、地球・月・火星の地名データが外部ファイルに分離され、ユーザーが編集できるようになった。本ソフトのインストールフォルダー内の“data”フォルダーにある“place_name.dat”をテキストエディターなどで開き、緯度・経度と名称などを入力することで地名を変更・追加することが可能。
さらに、アンドロメダ銀河の画像が差し替えられたほか、もっとも外側の“スケール線”が137億光年から138億光年に変更された。そのほか、地名の文字に縁取りが付加されて読みやすくなるなどの変更が施されている。
ソフトウェア情報
- 「Mitaka」
- 【著作権者】
- 大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人利用のみ)
- 【バージョン】
- 1.2.2(14/12/16)