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“Kickstarter”の資金調達で開発されたペイントソフト「Krita」v2.9の正式版が公開
形に関する機能強化やPSDファイルのサポート強化のほか、使い勝手に関する改良も
(2015/2/26 18:03)
オランダのKrita Foundationは26日(現地時間)、オープンソースで開発されている高機能な統合ペイントソフト「Krita」の最新正式版v2.9.0を公開した。Krita Foundationは2014年6月、クラウドファンディングサービス“Kickstarter”で「Krita」v2.9の開発資金を公募し、第1目標額の15,000ユーロを超える19,955ユーロの資金調達に成功していた。
v2.9では、“遠近法グリッド”変形ツールや“Liquify”変形ツールの追加といった変形に関する機能強化、透明度の情報をもった選択マスク機能の追加、PSDファイルのサポート強化など、資金調達時に約束された機能強化が施されている。さらに、使い勝手も向上しており、複数ファイルを開いた際にタブ形式ではなくMDI方式で表示するといった機能が追加されている。
MDI方式の表示では同一の画像を複数の子ウィンドウで表示でき、片方の子ウィンドウのみ反転表示したり拡大・縮小表示するといったことが可能。また、レイヤーを色別のレイヤーに分割する機能やRAW画像のサポートなどの強化も施された。
本ソフトは、64bit版を含むWindows Vista以降およびMac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作を確認した。現在、公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Krita」
- 【著作権者】
- The Krita Team
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista以降(編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.9.0(15/02/26)