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Windows/Linux/Mac対応の無償コードエディター「Visual Studio Code」v0.8.0が公開

「TextMate」形式の構文色分けテーマファイルのサポートやデバッグ機能の強化など

「Visual Studio Code」v0.8.0

 米Microsoft Corporationは10日(現地時間)、マルチプラットフォーム対応のコードエディター「Visual Studio Code」の最新版v0.8.0を無償公開した。現在、本ソフトの公式サイトから英語版がダウンロード可能。Windows/Mac版を利用している場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることもできる。

 「Visual Studio Code」は、Webアプリケーションやクラウドアプリケーションの開発にフォーカスしたクロスプラットフォーム対応のコードエディター。Windowsだけでなく、Linux/Macでも利用できる。

 本バージョンではインストーラーが「Inno Setup」ベースの新しいものとなっている。この関係で、アップデートの際は一度v0.7.20へアップデートし、さらに新しいインストーラーでv0.8.0へと更新する必要がある。また、他のIDEとの競合を避けるために設定フォルダーの名前が“.settings”から“.vscode”へと変更されているので注意したい。

 機能面では、「TextMate」形式の構文色分けテーマファイル(“.tmTheme”)を利用できるようになったのが大きな変更点。[File]-[Preferences]-[Color]メニューを選択すると、クイックコマンドからビルトインされたテーマが選択できる。

「TextMate」形式の構文色分けテーマファイルをサポート。メニューやクイックコマンドでテーマを変更できる

 また、その場で簡単に式の評価が行えるデバッグコンソールがプレビュー搭載されるなど、デバッグ機能も大幅に強化。言語関連では「TypeScript 1.6」がサポートされたほか、“ESlint”“JSHint”を利用したソースコードのチェックにも対応している。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows/Linux/Mac
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.8.0(15/09/10)

(樽井 秀人)