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Excelアドイン集「RelaxTools Addin」v3.27.0、印鑑を斜めにした“お辞儀押し”に対応

上司に対する敬意を表したり、仕事に対する熱意をアピールするために

「RelaxTools Addin」v3.27.0

 250以上の機能を備えた「Microsoft Excel」用のアドイン集「RelaxTools Addin」の最新版v3.27.0が、14日に公開された。今回のアップデートでは、お辞儀して見えるように印鑑をわざと斜めに押す機能が追加されている。

 一部の会社・業界では、上司から承認をもらう書類をもらう際、上司の印鑑枠の方に向けて故意に傾けて判を押すのがマナーなのだという。このように印鑑を斜めに押せば、確かに上司の印鑑に対して自分の印鑑がお辞儀をしているように見える。上司に対する敬意を表したり、仕事に対する熱意をアピールするために生まれた風習なのだろう。

 しかし、従来の印鑑ソフトの多くはまっすぐキレイに判を押すことばかりが考慮されており、斜めにハンコを押すということがほとんど考慮されてこなかった。これが理由で、導入を躊躇するユーザーも少なくなかったのではないだろうか。

 本アドインにはリボンの[RelaxShapes]タブにある[電子職印]メニューからさまざまな判子を押す機能が備わっているが、その追加・削除・変更コマンドを押すと現れる設定ダイアログで印鑑の角度を調整できるようになっている。この角度は“社畜度”と呼ばれており、100%から-100%まで設定することが可能。値は正が左方向、負が右方向への傾きを示しており、0%が真上、100%が真下を表す。たいていの書類は左側に上司の印鑑枠があるので、正の値で15%(約30度:敬礼)から25%(45度:最敬礼)までの値を設定しておくとよいのではないだろうか。これで上司からの覚えもめでたくなるはずだ。

印鑑の設定ダイアログで“社畜度”を調整することが可能

 「RelaxTools Addin」は、“Excel方眼紙”の作成から保存時にカーソルを“A1”にセットする機能まで、さまざまな便利機能を詰め合わせた「Microsoft Excel」用のアドイン集。「Excel 2007」「Excel 2010」「Excel 2013」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10上の「Excel 2016」で動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「RelaxTools Addin」
【著作権者】
Y.Watanabe 氏
【対応OS】
Windows 10など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.27.0(15/11/14)

(樽井 秀人)