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“OneDrive”ストレージ容量保護の申請期間が終了

通知が届いてからの猶予期間は90日。以降は閲覧とダウンロードのみ可能

キャンペーン終了の告知

 Microsoftのオンラインストレージサービス“OneDrive”で予定されている無償ストレージ容量の削減を免れるキャンペーンへの申し込みが終了した。

 従来“OneDrive”の無料版には15GBの容量が提供されていたが、Microsoftは2015年11月、この容量を5GBへ縮小する方針を発表。この方針にはユーザーからの反発が大きく、同年12月に無償容量の削減を回避できるキャンペーンを開始していた。

 1月31日まで実施されるとしていたキャンペーンの特設サイトは、編集部で確認していた範囲では日本時間2月1日20時の時点でも利用できたが、現在はキャンペーン終了の告知が残されるのみとなっている。

 今後、キャンペーンに申し込んでいないユーザーの“OneDrive”のストレージ容量は段階的に削減されていくことになる。無料プランのユーザーのうち、利用可能な容量を超えるデータを保存しているユーザーへはまず通知が届き、データを読み書きできる猶予が90日間提供される。以降は閲覧とダウンロードのみ可能となり、9カ月目にはアカウントが凍結、対応を行わないまま6カ月が経過するとデータが削除されるという。

 “OneDrive”のFAQページには“プロモーションにより提供されている追加ストレージについては、今回の変更による影響はありません”とある(カメラロールに関する15GB分のストレージボーナスについては中止が明記されている)。各種のプロモーションで追加容量を提供されている場合、今後も追加分は維持されるようだ。

 なお、最近発売されたPCの中には、そのPC上で利用可能な“Office”だけでなく、1年分の『Office 365 サービス』の利用権が付いてくる場合がある。プランの詳細などは関連記事をご覧頂きたいが、利用権付きPCを購入していれば1TBの“OneDrive”を1年間利用可能。“OneDrive”の容量不足が心配なユーザーは、気づかないうちに手に入れている利用権が無いか確認してみるとよいだろう。

(市川 祐吉)