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「機械彫刻用標準書体」フォントがv0.310へ、計2,561グリフにまで拡充
アクリル板の注意書きなどでよく見かける独特の機能美を持つフォント
2025年6月23日 16:50
「機械彫刻用標準書体 M」が6月22日、v0.310へとアップデートされた。約1年半ぶりの更新で、読みが「キ」の漢字の追加や修正が実施されているとのこと。
「機械彫刻用標準書体」は、彫刻機で文字を作製するときの標準として日本産業規格(JIS/旧日本工業規格)に定められている書体。原版が損耗しにくいよう、線の集中を避け、交わる角度を直角に近づけ、角を曲線とした字形になっており、丸くてハネの少ない独特の機能美を持つのが特徴。アクリル板の注意書きや、銅板の銘などで用いられているのをよく見かける。
「機械彫刻用標準書体 M」は、これをデジタルフォント化したもので、現在ベータ版として作者サイトで提供中(OTF形式)。商用・非商用を問わず無償で利用できる。窓の杜ライブラリからもダウンロード可能だ。
最新のv0.310では、以下の文字種が追加された。
忌汽奇祈季飢鬼旗騎騎磯磯宜偽欺義疑儀戯擬犠議菊吉喫詰却客脚虐久弓丘休吸朽求究泣急級糾救球窮牛去巨居拒拠挙虚許距魚漁凶叫狂享協況峡挟狭恐胸脅教郷境橋矯鏡競響驚仰暁業凝曲玉斤均均近菌勤琴筋襟吟銀
また、以下の文字種が更新されているとのこと。
企危机気岐希紀軌既記起帰基寄規喜幾揮期棋貴棄器器輝機機機機技九及旧宮御共京供恭強局極金禁紧謹
これにより、収録文字種は漢字1,921、ひらがな142、カタカナ148、半角英数字84、全角英数字72、約物・記号など128、その他66の計2,561グリフとなった。
ソフトウェア情報
- 「機械彫刻用標準書体」ベータ版
- 【著作権者】
- Kim 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.310(26/06/22)